知っておこう!上海のペットルール ワンちゃんネコちゃんが快適に暮らすために

中国では、各都市によりペットを飼育するためのルールが異なります。
例えば、飼育ができない犬種や、1世帯に飼育ができる数の制限など…
愛犬愛猫がのびのびと快適に暮らせるためにも、渡航先のルールはおさえておきましょう!
今回は上海のペットルールをお伝えします。
まずは愛犬愛猫を日本から連れてくる時、中国に持ち込むペット(犬・猫)は、「中华人民共和国携带入境宠物检疫要求」により“入国者1人1回の入国につき持ち込むペットは1匹のみ”と定められています。
そのため、2匹飼育されている方は、ご入国を2度に分けていただくもしくは、ご家族様と一緒にお一人様1匹ずつの名義にてご入国いただくことになります。このルールは中国全土での適用になるので、どの地域でも共通事項です。
上海市では、多くの市民の安全保護のため、上海市が「猛犬」と定めた犬種の個人飼育が禁止されています。
連れてくる前に愛犬が該当しないか確認が必要です。
↓個人飼育が禁止されている犬種
気を付けて!上海で飼育が禁止されているワンちゃん | 引越しの「トランジットアジア」
上海で愛犬と暮らす際には、養犬登記証の取得が必須となっており、また帰国の準備手続きの際にも必ず必要になる証明カードです。(毎年の更新、居住地の変更時は、再更新が必要です。)養犬登記証は公安局(派出所)で発行となりますが、わざわざ派出所に行かなくてもWeChat内の「麦道」アプリで登録から証明カードの発行ができ、郵送で自宅まで送付してもらえます。
「麦道」の言語が中国語であることや、WeChatと銀行口座の紐づけができておらず登録料の支払いができないなど、ご不安な点がございましたら、弊社にて養犬登記代行サービスも対応しておりますので、お気軽にご連絡ください!
ネコちゃんは、養犬登記証の取得やこれに準ずる上海市での登録はありません。ですが、帰国の際には飼育者が上海市に在住している証明等が必要となります。
ワンちゃんの場合、年に1度の狂犬病予防接種は養犬登記証取得に必要な手続きとなりますので、毎年1回、有効期間(1年)以内に継続して接種しておく必要があります。
ネコちゃんの場合、養犬登記証の取得によるものは必要ありませんが、将来帰国予定があれば、狂犬病ワクチンは接種が必要となります。ワンちゃんネコちゃんともに混合ワクチンは帰国時にも必須条件ではなく、任意接種となります。将来帰国に備えた狂犬病予防接種については、免疫指定病院での接種が必要です。
「上海市养犬管理条例全文」により、“上海市で飼育できる犬は1戸1匹”というルールがあります。そのため、1戸に登録(養犬登録)ができる犬は1匹までになります。
登録等が無事終わった後は、気になる上海でのお散歩ルール、「上海市养犬管理条例全文」には細かく記載がされています。
・犬札(鑑札)をつけること
・2m以内のリードでつなぎ、混雑した場所ではリードを縮める
・大型犬(背肩が35cm以上)には吠えたり咬みついたり防止のために口輪を装着する
・エレベーターや階段の上り下りは、ラッシュアワーや人を避けること
・犬の排泄物は直ちに処理をすること
・公共交通機関やオフィスビル、学校、病院、体育館、博物館、図書館、 文化・エンターテイメント場所、空港と港湾の待合室、飲食店、モール、ホテルなどの場所への連れ込みは禁止(今では一部ペット可能な場所も存在します。)
・犬を連れてタクシーに乗車する場合は、タクシー運転手の同意を得る必要がある。(ペットが乗車可能なペットタクシーもあります!)
また、これらに加えて、お散歩中は、養犬登記証またはその画像をスマホに入れ携帯しておくといいかもしれません。