天津から日本へペットを連れて帰る手続き

天津から日本へペットと一緒に帰国する方法のご案内
トランジットアジアでは、何年も天津からのペットの帰国手続きを探っていましたが、なかなかはっきりしない制度が続いており、これまで代替策として北京での手続きを余儀なくされていました。 2025年4月の全国的な検疫制度の変更に伴い天津の検疫情報に光が見え、ようやく天津での手続きをご案内できるようになりました。しかしながら、天津での手続きは引き続き「難あり」といったところで、天津で接種したワクチンのみが検疫手続きで有効とみなされる点と天津空港からの出国のみの対応となります。 よって、天津発日本向けだと、選択肢はJAL840便のセントレアに限定されます。 (7kg未満の小型犬/猫については、天津→仁川→成田ルートもあります。)
なお、現在帰国の準備手続きを北京の動物病院で進めている場合や、東京大阪方面へのフライトの場合などは引き続き北京での手続きを推奨いたします。
天津から犬連れ、猫連れで帰国する方法
===STEP1===
1、15桁の国際ISO規格マイクロチップを購入し、動物病院で装着(チップ代と装着費で約600元)
2、指定動物病院で1回目の狂犬病予防接種(約30元)、ワクチン手帳の作成
3、2回目の狂犬病予防接種(約30元)
4、指定動物病院で狂犬病抗体検査 (約2500元)
*1と2は同日に実施可能です。
*2と3は30日以上の間隔が必要です。
*4は3の2週間後頃がベストタイミングです。
*狂犬病抗体検査の結果が基準値を満たしていれば4の採血日から180日経過すると、日本へ帰国が可能になります。
ここまでがSTEP 1 としての事前準備になります。 日本から連れてきた子の場合や、過去に狂犬病抗体検査を実施した経緯があれば、上記の手続きや日数などが異なります。
ポイントとしては、狂犬病抗体検査を実施してから180日経過(通称:180日の待機期間)が必要なので、帰国の8ヶ月前頃から準備が必要になります。
急な帰国に備えてお手続きは早め早めに行いましょう。
ワクチン接種等の推奨指定動物病院:科徳動物医院
出国検疫行政手続き:お住まい地区により、河西税関または寧河税関
===STEP 2===
1、出国の40日前までにクレート等の準備、帰国便の予約、到着予定空港の動物検疫所へ届出
2、日本の動物検疫所より届出受理書を入手、FORM AC雛形の入手
3、出国20日前頃に税関システムにて出国検疫申請及び検査予約、審査完了後に電話で検査日時の予約
4、出国10日前以内に天津税関にて検疫検査、同日検疫証明書と動物病院にてFORM ACに認証(認証約600元)
5、検疫証明書、FORM ACを到着予定空港の動物検疫所へメール送信し書類に不備がないか確認
7、出国当日、定刻2時間前にチェックイン、税関による書類確認を経て搭乗手続き
8、日本の空港に到着後、バゲージエリアでペットをピックアップして検疫カウンターで検疫検査
9、検疫検査完了後、輸入検疫証明書を発行してもらい、税関を通過し到着ロビーへ
STEP 2 は帰国日の40日前までの届出等の準備から帰国10日前の一番忙しい時期に、税関行って、動物病院行ってと慌ただしい手続きが必要です。また、日によって、担当者不在なんてことも起きるのがまた中国。スケジュールは余裕を持って臨みましょう。
天津在住の方で、お手続きに不安がある方や、動物病院の予約や通訳対応等のご希望がございましたら、トランジットアジアまでご連絡ください。
全てのお手続きのご案内や検疫申請等に対応しています。もちろん面倒な税関システムや予約も対応しています。