海外引越しQ&A これって持って帰れる? ~楽器編~

引越しの準備をしていると「これも持って帰りたい!」と思うものが次々出てきますよね。
趣味で始めたギターやベース
日本から持ってきたギター
友人からもらった電子ピアノ
など、「日本に持ち帰れるの?」と下見の際にご質問頂きます。
今回は楽器を日本へ持ち帰る際の梱包や注意点に関して解説します!
基本的に、ギターやピアノなどの楽器は 船便でのお預かりが可能 です。
では梱包の写真を使いながら紹介していきます!
お預かりできる楽器一例
●ギター、ベース
ベテランスタッフが箱を改造し梱包いたします、アンプなどの機材もまとめてお任せください~!
●電子ピアノ
電子ピアノもお預かり可能です。椅子など付属品についても併せて梱包しますのでご安心ください。
ギターやベース、電子ピアノなどは形にあわせて箱を改造し梱包しておりますが、
これらの楽器を梱包する際は特別梱包費用などはかかりません。
ギターもベテランスタッフが梱包するとこんな形に!運搬の際に逆さまにならないようにテープで矢印を作っています。
●アップライトピアノ
アップライトピアノもお預かり可能ですが、重量物のため別途費用が発生します。
また梱包の際に木箱を作成しダメージ等が起きないように対応しており、木箱作成費用なども発生いたします。
中国や日本での運搬時にはピアノの向きを変えたりすることがあり調律はどうしても変わってしまうため、
日本へ到着後にお客様ご自身で再調律していただくようお願いしております。
さらに、日本での搬入時は以下の点により更に追加費用がかかる場合があります。
・階段での搬入の有無
・クレーンを使用する必要があるかどうか
そのため、日本でのお住まいの状況も事前にお知らせください。
運びやすいように裏面に箱に手を入れる空洞を作成!このあと更に専用の木箱を作成して梱包します。
●二胡
中国で趣味の一環として始められる方もいらっしゃるかもしれません。
二胡では使用されているニシキヘビの皮がワシントン条約に該当するため、
中国管理当局発行の輸出許可書(CITES)が必要となります。
在上海日本国領事館に手続きに関して詳細がございます、確認の上ご対応をお願いいたします。
二胡を日本へ持ち帰るには? | 在上海日本国総領事館
楽器を引越し荷物として預ける際の注意点
注意点①:ワシントン条約
ワシントン条約の規制に該当する木材のメキシカンマボガニーやブラジリアンローズウッドが使用されている楽器は残念ながらお預かりができません。
持ち帰りを予定している楽器の木材などは必ずご確認ください。
注意点②:保険適用範囲
前回のブログでも紹介しましたが保険が適用できる範囲は限られております。
上海の夏場はとくに湿気が多くなります、木を使用している楽器が湿度の影響で膨張し絃がゆるみ、音色や音質が変化してしまった…などは保険対象外となります。
またアップライトピアノの調律が変わってしまうのも保険対象外となりますのでご注意ください。
以前書いた保険の記事もお時間があるときにチェックしてみてください~。
これって持って帰れる?と気になるお品物はご相談くださいませ!
ベテランスタッフが梱包し大切なお荷物を日本までお届けします。