広州から日本にペットを連れて帰る手続き | トランジットアジア

広州から日本へペットと一緒に帰国する方法

ペットの帰国手続きは広州市内の動物病院や税関(検疫所)にて必要な手続きを行い、最寄りの広州白云空港から日本へ受託手荷物扱いや機内座席持込み扱いで一緒に帰国することが可能です。東京/大阪へは直行便があるため、ペット連れでも移動しやすいですが、名古屋/福岡などは日本国内での乗り継ぎや電車移動、または小型犬/猫に限り経由便で名古屋/福岡に渡航可能です。広州は市内の区により手続きできる検疫局が異なります。市内中心部で外国人が比較的多く住む、天河区、白云区、番禺区、海珠区を管轄する検疫局はペット出国手続きにも慣れており、事前の準備に間違えがなければ、容易に検疫証明書等の取得が可能ですが、税関の検疫システムでの事前申告などは中国語での入力申請となり、ある程度の中国語とパソコンを利用したネット申請が必要となります。

受け入れ可能な航空会社とフライト詳細

日系航空会社(ANA、JAL)、中国系(MU、CA、CZ)、韓国系(OZ、KE)などがフライトの選択肢になります。 犬種や猫種により日系のみの選択になる場合や、小型犬猫の場合の座席持込みなどと、ワンちゃんネコちゃんの性格や体質、飼育者様の愛犬愛猫のご状況、ご要望によりフライト選定が可能です。 お手続きを開始される前に、犬種や猫種に対する航空会社の制限や規定などを考慮し、渡航可能ルートに沿ったお手続きを推奨しております。 下記の手続きは一般的な犬種や猫種を広州市天河区、白云区にお住まいの方の検疫手続きです。 トランジットアジアでは、様々な犬種や猫種の対応をしていますので、その子にあった渡航手続きやその準備をご案内しています。

=トランジットアジア推奨のフライト(2025年11月時点)=
広州 → 東京
JL088 14:35 → 19:30 羽田 (3時間55分)
NH924 15:05 → 20:00 羽田 (3時間55分)
OZ370 12:40  → 21:00 成田(7時間20分 ソウル経由)
広州 → 名古屋
KE868 13:15 → 20:40 セントレア(6時間25分 ソウル経由)
広州 → 大阪
CZ8107 10:25 → 15:00 関空(3時間35分)
広州 → 福岡
KE868 13:15 → 20:05 福岡(5時間50分)

*KE, OZ 等のソウル経由便は約6kg未満の小型犬/猫で機内座席持ち込みを希望の場合となります。(直行便は全て受託手荷物扱いになります。)

広州から犬連れ、猫連れで帰国する手続き手順

===STEP1===

1、生後91日経過後に15桁の国際ISO規格マイクロチップを検疫指定動物病院で装着(チップ代と装着費で約400元)
2、免疫指定動物病院で1回目の狂犬病予防接種(約40元)。ワクチン手帳、免疫証を入手
3、ワクチン接種後に広州養犬服務通(Wechatミニプログラム)等で養犬登記証を申請取得(犬の場合のみ)
4、2回目の狂犬病予防接種(約40元)
5、免疫指定動物病院に予約後、狂犬病抗体検査のための採血手続き (簡易検査含み約4,000元)
*1と2は同日に実施可能です。マイクロチップは中国の国番号である156から始まるチップの装着を推奨しています。
(900202から始まるマイクロチップは現在日本の動物検疫所では無効となりますので、ご注意ください)
 *2と4は30日以上の間隔が必要です。
*5は4の2週間後頃がベストタイミングです。
*狂犬病抗体検査の結果が基準値を満たしていれば5の採血日から180日経過すると、日本へ(係留なく)帰国が可能になります。

ここまでがSTEP 1 としての事前準備になります。 日本から連れてきた犬/猫の場合や、過去に狂犬病抗体検査を実施した経緯があれば、上記の手続きや日数などは異なります。

ポイントとしては、5の狂犬病抗体検査の為の採血を実施してから180日経過(通称:180日の待機期間)が必要なので、帰国の8ヶ月前頃から準備が必要になります。急な帰国に備えてお手続きは早め早めに行いましょう。
一般的にはいつ帰国になるかわからないなどの状況の場合、いつでも帰国できるように帰国未定でもSTEP1までのお手続きを済ませておくことが重要です。
なお、トランジットアジアのペットの帰国検疫代行サービスでは、お住まい地区の検疫指定動物病院への予約、抗体検査時の予約やオンライン通訳サポートをしております。 抗体検査まで完了し、無事に検査結果書類を入手しましたら、いよいよ帰国の準備です。 帰国時期が未定でも、2年以内に帰国が想定される場合や、いつ帰国になっても間に合うように準備しておきたい方はSTEP1までは完了させましょう。

帰国予定が決まると、いよいよSTEP2の出国手続きです。

===STEP 2===

6、出国の40日前までにクレート等の準備、帰国便の予約、到着予定空港の動物検疫所へ届出
7、日本の動物検疫所より届出受理書を入手、FORM AC雛形の入手
8、出国20日前頃に税関システム「国際貿易単一窗口」にて出国検疫申請、審査完了後に電話で検査日時の予約
9、出国10日前以内に税関で健康診断、その後、検疫指定動物病院でFORM ACの認証(診断料 約900元)
10、3営業日後に税関より検疫証明書(動物衛生証明書)を入手、動物病院で衛生証明書コピーに押印 
11、検疫証明書(動物衛生証明書)、FORM ACを到着予定空港の動物検疫所へメール送信し書類に不備がないか確認
12、出国当日、定刻2時間前にチェックイン、書類確認を経て搭乗手続き
13、日本の空港に到着後、バゲージエリアでケージをピックアップして検疫カウンターで輸入検疫検査
14、検疫検査完了後、「輸入検疫証明書」を入手。税関を通過し到着ロビーへ
*9 税関での健康診断は火曜日と木曜午前のみです。
日本ご入国後、新住所での生活が始まりましたら、お住まいの市町村等への登録手続き、マイクロチップ登録等を行ってください(犬の場合のみ)

STEP 2 は帰国日の40日前までの届出等の準備から帰国10日前の一番忙しい時期に、税関行って、動物病院行ってと慌ただしい手続きが必要です。また、税関での検疫検査は曜日により担当者不在の場合もありますので、スケジュールは余裕を持って臨みましょう。

広州在住の方で、お手続きに不安がある方や、動物病院の予約や通訳対応、税関システムの申請等のご希望がございましたら、トランジットアジアまでご連絡ください。 STEP1、STEP2の全てのお手続きのご相談やご案内、検疫申請代行等に対応しています。  要となる「抗体検査時の採血」「出国前の税関での検査時」はオンラインで通訳対応もしています。また、フレブルやパグ、エキゾチックなどの短鼻種は夏季等の時期により航空会社の制限があったり、エアライン毎のクレート規定などもあります。複雑な検疫手続きや渡航ルートのアドバイスなど、広州での検疫手続きから出国、日本入国完了までサポートしております。

広州市から日本へのペットの帰国手続きサポート及び検疫代行について

【サービス料金】 RMB4,982-

サポート内容
・ご帰国までの必要なお手続きとスケジュールのご案内
・マイクロチップ装着やワクチン接種等、各種手続き時の実績のある検疫指定病院のご紹介、ご予約対応
・狂犬病抗体検査時の書類作成、採血時のオンライン通訳 
・入国予定空港の動物検疫所への事前届出申請
・フライトやクレート(またはキャリーバッグ等)のご案内とアドバイス
・出国前の広州市税関検疫検査時のオンライン通訳
・動物衛生証明書等、日本入国に必要な書類の作成/申請/取得手続き
・日本入国手続きマニュアルのご提供
・出国時の空港チェックインオンラインサポート
その他に動物病院等や航空会社等で帰国までに必要なる諸費用
:動物病院でのワクチン代や採血費用/検査費用など
:広州市養犬登記許取得費用(サポートが必要な場合、行政費用を除き800元にて対応しています。)
:土日祝祭日の諸手続きやオンライン通訳 530元/1回
:ペットクレートやキャリーバッグ等の購入費用(フライト確定後に航空会社推奨品をご案内しています。)
:動物病院へのペットタクシー代、出国時の空港までの移動交通費、お客様ご自身の航空券、ペットスペース費用、日本到着後の日本国内交通費。

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