引越しの「トランジットアジア」松雪です。
2015年3月31日に公表された一部の主要都市最低賃金は次の通り
・上海 2,020元 上昇率11.0%(昨年比)
・北京 1,720元 上昇率10.3%(昨年比)
・天津 1,850元 上昇率10.1%(昨年比)
(中国日本商会メルマガより 中国主要都市の最低賃金水準一覧のリストより) 調査元:大地法律事務所 *日系企業の強い味方 日本商会様* *法律相談やあらゆる諸問題は 大地法律事務所様* |
あれれ?天津の最低賃金が北京より高いのでしょうか?
実はこの最低賃金、各都市の「最低賃金の定義」が異なっています。
例えば「給与」と言ってもその「給与」が 「手取り給与」を指す場合もあれば、「総額給与」を指す場合もあるのと同様に、公表された最低賃金において、
「上海と北京の定義では個人負担分の社会保険と住宅積立金を含みません。」
一方
天津の定義では「これらを含みます。」
以上を加味した上で、同様の定義で考えた場合、大よその最低賃金は次のようになります。
・上海 約 2,393元
・北京 約 2,214元
・天津 1,850元
各都市ごとに給与規定、手当内容、物価基準、など様々な要因がありますが、同ポジション、同内容の仕事の標準給与を検討する際に、上海を100とした場合、北京を92.5 天津を77.3として考えることもできるのかな?と思いました。。
なるほど、物価手当なんかこの基準を使って、、、、。
まぁ、そんなに簡単に行かないのが中国ビジネスなんですが。。
さあ、各企業さん担当者様は来年の予算を考えながら、最低賃金、物価上昇率、昇給など 頭のいた~い計算と交渉の時期が始まります。。
さくさくっと進めばいいんですけどね。がんばりましょう。