自分の荷物どうなってるの(船便編)?日本から中国へのお引越し

今度は船便編です。
航空便編はこちらをご覧ください~。
<船便お荷物>
日本から中国へのお荷物の流れは下記になります。

<日本側の引越し業者(代理店業者様)の対応>

中国へのご赴任やお引越しが決まり、
①まず最初に引越し業者とお荷物量の下見や発送方法・荷出し(引越し)日などをご相談。
②当日引越し業者と仕分けをしながらお引越し。
③お荷物は引越し業者の倉庫に運ばれ、発送までは引越し業者の倉庫で保管されます。
ここでパレットが必要な場合などは外装梱包をいたします。
④中国側トランジットアジアで、船便お荷物の通関手続きに必要な条件(居留許可の取得)
を満たしている事を確認してから、日本側の引越し業者で船便のお荷物のスペース予約をしてもらいます。
本当に「船積み手配」(業界用語)ですね!
発送手配をすると船会社または混載業者からB/L(船荷証券)という飛行機のEチケットのような書類が発行されます。
ここまでは、居留許可取得までの待機時間がある以外は航空便とあまり変わりませんね。
⑤お荷物を引越し業者が③で外装梱包をし、お荷物をコンテナに荷積み(バンニング)します。
この荷積み作業は、引越し業者・混載業者・港湾運送事業者のどこかで行います。
船便お荷物は、混載便(LCL)またはコンテナ便(FCL)で荷積みされます。
□混載便/LCL :複数の荷主の貨物を1本のコンテナにまとめて輸出する方法。
またLCLは↓⑥でお伝えするCFS倉庫でバンニングされる場合もあります。
□コンテナ便/FCL:コンテナ1本を荷主専用で使用し輸出をする方法。
混載便かコンテナ便は、お荷物量で判断されます。
⑥荷済みされたお荷物は、保税倉庫へ運ばれます。
ここでもLCLはCFS(混載倉庫)、FCLはCY(コンテナヤード)へ運ばれます。
そして航空便同様に輸出手続きをし、内国貨物から外国貨物へとなります。
⑦そして船に乗り中国へ~
<中国側トランジットアジアの対応>

⑦中国にお荷物が到着する
⑧B/Lに記載されてる保税倉庫へ搬送されます。
ここでもLCLの場合は混載倉庫、FCLの場合はCYに搬入されます。
⑨D/O交換をする。
D/O交換とは、輸入した貨物を港から引き取る際に、B/Lと引き換えに船会社から、「荷渡指図書」を受け取る事です。
⑩ご赴任者様(荷主様)からパスポート原本や通関書類(ご署名・社印捺印)をお預かりし、通関手続きをいたします。
⑪お荷物は税関倉庫から税関検査場まで運ばれます。
上海の場合、船便の個人荷物の検査場が保税倉庫から離れているので、内陸道路を保税運送をします。
保税運送とは、輸入許可の下りていない外国貨物を行政機関の承認を得て内陸道路を運送する事です。
また、検査場まではパレットに組まれてるお荷物はパレットのまま、
コンテナ便のお荷物はコンテナのまま、保税運送され、検査場で初めて③でした外装やコンテナの扉があけられます。
お荷物は検査をうけて、外国貨物から国内貨物となります。
⑫通関が完了すると税関倉庫から弊社倉庫へ搬入されます。
以上が船便お荷物の流れです。
もちろん船便の配達時も、
□配達時日本人または日本語スタッフのお伺いいたします。また作業スタッフも自社スタッフです!
□配達当日に開梱、ダンボールなどの廃材を回収いたします!
日本から中国へのお引越しで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください~。










