家の中の「モノ」の数、数えてみました。。

#わたしたちの日常

トランジットアジアの松雪です。
いつもありがとうございます。

先月晴れて整理収納アドバイザー2級認定講師となり、ここ上海でも2級資格の取れる講座を開催出来るようになりました。

「整理収納アドバイザーさんのご自宅はモノが少なくスッキリしたお宅なんですか?」と良く聞かれることがあるのですが、果たして我が家のモノって、、、、。多い少ないの基準があいまいなので、何人家族なら多いとか、一概には言えませんが、どのくらいのモノがあるのかを知っておきたかったので、週末に家中のモノと格闘しながら数を数えてみました。

整理収納アドバイザー 自宅のモノの数は少ない?

家族構成は4人(夫婦+長男・次男)。中国在住約10年、3LDKのマンションです。
(*クリップのような1ケースにたくさん入っているモノや、お米や野菜などは、1種類で1個として数えています)

玄関・・・・・・151点 意外と多かったのが傘。。4人家族で11本。
寝室・・・・・1303点 圧倒的に服が多い
バス・・・・・・259点 洗顔用品や日本で買ってきたストック品が多かったです。
長男の部屋・・・744点 受験生でたくさんの参考書
次男の部屋・・・503点 漫画や図鑑など本がたくさん
リビング・・・1291点 家具・家電・ペット用品とサイドボード内の文房具など
キッチン・・・・994点 食器204点、食材500点以上。

なんと、合計「5245」点のモノがありました。

玄関から順番に数え始めたのですが、最初の15分くらいで(まだ玄関終わらず)なんかとんでもなく大変なことを始めてしまったのでは???と一瞬思いましたが、約2時間ほどで全部屋のモノの数が数え終わりました。

整理収納アドバイザーが教材と使用している参考文献で「婦人之友 2003年4月号」-創刊100周年記念号- 一軒の家の持ちものをすべて数えました という特集記事が掲載されています。
15年以上前の記事ではありますが、そちらの記事によると4人家族のモノの総数「5926」点(家具家電は含み、日用消耗品は含まない)とあります。

なるほど、我が家のモノの数と比べて、かなり近い数だと言うことがわかりました。

モノの数はそこそこありますが、何がどこにあるか探す時間を使っていたり、扉を開けると雪崩が、、なんてことはないので、ほど良いモノの数だと思います。

それでも、まだまだ使っていないモノ、不必要なモノがちらほら混在してます。

モノの数と幸福度は比例しない。

当たり前のことですが、たくさんのモノがある=幸せ、モノが少ない=不幸せ とはならないようです。モノの多い少ないではなく、お気に入りの使うモノだけがある=理想の状態 に近い気がします。

世界30カ国の人たちの家の中のものを全部家の前に出して写真集にした「地球家族」。
もの凄く地味に壮大な企画写真集ですよね。
編集発刊が1994年なので、現代社会とはモノが異なりますが、東京の一軒家に住む、4人家族の写真がありました。昔(今でもありますが)のブラウン管TV時代。Windows95の前年ころですね。


出典:地球家族ー世界30か国のふつうの暮らし Gigazine.net
Flavorwire >> Photos From Around the World of Families and Their Possessions

たくさんのモノの囲まれた、当時の一般的な中流家庭のお宅だそうです。
この頃はモノに溢れた時代だったのではないでしょうか?モノがクローゼットや押入れに入りきらない、管理できないから、更に収納家具を買ったり、広い家に引越したりと、バブル後半を思い出します。

一方、国が変われば、所有するモノも全く異なります。「地球家族」の写真にも掲載されている「ある国」では非常のモノが少なく写真を見るだけで総数が数えられそうなほどの量ですが、そこに写ったモノの所有者であるご家庭の家族は実に幸せそうな笑顔でした。

収納用品もモノの1つ

上手に収納する為に、収納用品や置き家具が増えていく。整理収納アドバイザーになる前の私もそんな一人でした。収納用品や収納家具が増えると、さらにモノは増えていく。必要のないモノ、安いからと言う理由だけで増えるモノ。
そんなモノに囲まれ、「あれがない」「これがない」とモノ探しに費やす時間。

自分にとってモノの適正量の意識がない状態でした。当時の自宅のモノの数を数えたことはなかったので、正確な数はわかりませんが、現在より多かったことは間違いないです。

4人家族で毎日一人が1点のモノを家に持ち帰り続けると、1年間で、4人x1点x365日=1460点 増える計算になります。モノが増える、捨てられない。どこかで何かアクションしないと大変な事になりそうですね。

次回は、整理収納アドバイザーがどうモノと向き合い整理収納を進めたのか、そして暮らしがどう変化したのかを書きたいと思います。

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