武漢から日本へペットを連れて帰る手続き

武漢から日本へペットと一緒に帰国する方法のご案内です。
ペットの帰国手続きは武漢の動物病院や税関(検疫所)にて手続きを行い、武漢から日本への直行便等で帰国することが可能です。ただし、受け入れ航空会社と到着可能な空港は2025年8月時点では成田・関西・羽田空港に限られますのでご注意ください。
武漢から犬連れ、猫連れで帰国する方法
===STEP1===
1、15桁の国際ISO規格マイクロチップを購入し、動物病院で装着(チップ代と装着費で約100元)
2、指定動物病院で1回目の狂犬病予防接種(約50元)、ワクチン手帳の作成
3、2回目の狂犬病予防接種(約50元)
4、指定動物病院で狂犬病抗体検査 (約2500元)
*1と2は同日に実施可能です。
*2と3は30日以上の間隔が必要です。
*4は3の2週間後頃がベストタイミングです。
*狂犬病抗体検査の結果が基準値を満たしていれば4の採血日から180日経過すると、日本へ帰国が可能になります。
ここまでがSTEP 1 としての事前準備になります。 日本から連れてきた子の場合や、過去に狂犬病抗体検査を実施した経緯があれば、上記の手続きや日数などが異なります。
ポイントとしては、狂犬病抗体検査を始めて実施してから180日経過(通称:180日の待機期間)が必要なので、帰国の8ヶ月前頃から準備が必要になります。急な帰国に備えてお手続きは早め早めに行いましょう。
ワクチン接種等の推奨指定動物病院:思遠動物医院南湖分院
出国検疫行政手続き:お住まい地区により、漢陽または武昌税関
===STEP 2===
1、出国の40日前までにクレート等の準備、帰国便の予約、到着予定空港の動物検疫所へ届出
2、日本の動物検疫所より届出受理書を入手、FORM AC雛形の入手
3、出国20日前頃に税関システムにて出国検疫申請及び検査予約、審査完了後に電話で検査日時の予約
4、出国10日前以内に武漢税関にて検疫検査、同日検疫証明書と動物病院にてFORM ACに認証
5、検疫証明書、FORM ACを到着予定空港の動物検疫所へメール送信し書類に不備がないか確認
7、出国当日、定刻2時間前にチェックイン、税関による書類確認を経て搭乗手続き
8、日本の空港に到着後、バゲージエリアでペットをピックアップして検疫カウンターで検疫検査
9、検疫検査完了後、輸入検疫証明書を発行してもらい、税関を通過し到着ロビーへ
STEP 2 は帰国日の40日前までの届出等の準備から帰国10日前の一番忙しい時期に、税関行って、動物病院行ってと慌ただしい手続きが必要です。また、日によって、担当者不在なんてことも起きるのがまた中国。スケジュールは余裕を持って臨みましょう。
武漢在住の方で、お手続きに不安がある方や、動物病院の予約や通訳対応等のご希望がございましたら、トランジットアジアまでご連絡ください。全てのお手続きのご案内や検疫申請等に対応しています。もちろん面倒な税関システムや予約も対応しています。
武漢→日本のペット可能な航空会社と条件
東方航空 武漢天河空港→成田 3時間30分
東方航空 武漢天河空港→関西 3時間
南方航空 武漢天河空港→成田 3時間30分
大韓航空 武漢天河空港→仁川→成田 7時間15分
大韓航空 武漢天河空港→仁川→羽田 9時間
大韓航空 武漢天河空港→仁川→関西 6時間55分
東方航空:短鼻犬猫種、猛犬、ペキニーズや日本種(シバなど)は不可(受託手荷物扱い。要IATAケージ)
南方航空:短鼻犬猫種、猛犬、ペキニーズなどは不可(受託手荷物扱い。要IATAケージ)
大韓航空:機内持込7kgまで(キャリーバッグサイズ上限あり)