上海のビジネス 「三証合一」の手続きは済んでますか?

#わたしたちの日常

引越しの「トランジットアジア」松雪です。

2015年10月より制度改革が進められている「三証合一」の手続きは進めていますか?

三証合一とは 工商局、税務局、品質技術監督局の各々の登記証を営業許可証に統一して、様々な行政機関の諸手続きに合理化と簡素化を図るものです。

*従来は
工商局 営業許可証
税務局 税務登記証
品質技術監督局 組織機構コード証
が各部門毎に必要でした。

これにより、登記証明書類は統一社会信用番号の記載のある営業許可証となります。

*但し、商務部、外貨管理、税関、財政局の4部門は従来通りとなります。

手続きは2017年12月31日までが移行期間となり、移行期間中は従来の登記証等を引き続き使用することとなりますが、企業の三証合一への移行後または移行期間後は統一社会信用番号の記載のある営業許可証の使用となります。

*統一社会信用番号・・・全国統一の18桁の営業許可書に記載された番号

予想される影響。

:税務局、銀行、企業との間でオンラインでの納税支払いを行うための三方協議(契約書)が従来の税務登記番号で締結されている場合、三証合一移行後は統一社会信用番号で新たな締結をしないと、オンラインでの納税への影響が予想されます。

:発票(特に増値税専用発票)に記載される税務登記番号が、三証合一移行後に旧税務登記番号のままだと認証手続き(仕入税控除の為の発票確認)に影響が予想されます。

:地方により進捗状況や手続き方法が異なり、また経営性分公司など三証合一適用範囲であるの対象事業体の手続き等については所在地の行政機関へ申請時期等を随時確認する必要がある。

いづれ必要となる手続き。

特に上海市長寧区では過度期と言われ手続きが込み合っているようですが、トランジットアジアも約3週間で手続きが終了し、晴れて「統一社会信用番号」が営業許可書に記載されました。

みなさんも早目の手続きしましょう。

また折角の機会。登記事項などに変更が生じていたり、登記内容に誤りがないか、行政機関関連の書類の見直しや必要な場合是正をしてみてはいかがでしょうか?

董事のパスポートが変更されていたり、細かく見ていくと、訂正や変更が必要な箇所が結構出てきます。。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ