帰国海外引越しで気を付けたい!意外と多い危険物とは?① 上海から日本へ

2025.08.08

海外引越しをスムーズに行うためには各国の輸入規制や通関ルールを知っておくことが大切です!

「何が持って帰れるのか、何がダメなのか」は意外と分かりにくいもの。

日本から持ってきたけど上海から持って帰る際には禁止物品になるものなどもあります。

荷物の中に危険物が紛れていてると税関でお荷物が止まりトラブルになったり、処分されてしまう可能性も…。

今回は上海から日本への帰国海外引越しを行う際に注意すべき危険物とその理由を解説していきます!

海外引越しのお預かりできないお品物のルールは大きく分けて3つ!

1つ目は国連で危険物として認定されているもの。例えば火薬類や高圧ガスなど

2つ目は輸送中に危険物となりうるもので航空会社や船会社などが禁止物品として認定しているもの。

例えば火薬類や引火性液体、毒物類など特に航空機内は密室となり地上では危険物でないものも危険物となる可能性があるため、船便よりも厳しいルールが制定されています。

3つ目は発地国(上海)、到着地(日本)の法律や税関において禁止・制限のあるもの。

例えば海賊版DVDや武器、ワシントン条約に該当するもの

これは日本へ一時国する際に空港でも注意喚起の掲示板やポスターがあるので、イメージがつく方も多いかもしれません。

トランジットアジアでは上記のルールに基づいて禁止物品を判断し、日本人スタッフが下見時に禁止物品や輸送方法に関してご案内しております。

国際的な危険物輸送におけるバイブル「オレンジブック」

国や地域によっては危険物の定義や取り扱い方法は異なります。

国境を跨ぐ輸送手続きなどをスムーズに行うために国際連合により「危険物輸送に関する勧告」、

通称「オレンジブック」が制定され、危険物の取扱いに関する統一的なガイドラインとして各国で採用されています。

危険物輸送に関する勧告では危険物を図のように9つのクラスに分かれており、

該当するクラスによって適切な容器の使用、梱包、ラベリングや積載方法なども決められています。

国連分類による危険物クラス(Hazard Class)

どうでしょう、意外なものはありましたか?

マッチやライター、スプレー缶は飛行機に乗る際にも危険物として案内されるのでイメージできても、

普段何気なく使っている漂白剤や除光液などの日用品にも危険物として判断される物質が含まれています。

もちろんルールに従って適切な梱包方法を行えば輸送はできますが、

トランジットアジアでは個々の危険物における梱包やお手続きの対応は難しいためお預かりをお断りしております。

これは?と気になる物品は必ず成分をチェックして危険物に該当するものがないか確認しましょう!

※リチウム電池に関しては特例があり、お預かりできるものもあります!これはまた別で詳しくご紹介しますね。

次回:どの方法で送る?航空輸送編

それぞれの輸送方法における禁止物品に関して詳しく解説していきます!

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