**2019年10月1日 追記**
トランジットアジアのペットの入国検疫サービスでは、2019年5月以降全てのペットの入国を係留なしで対応しています。
2019年1月2日付でペットの中国入国条件の新規定が発令されました。
そして今週3月19日にも同規定を5月1日から施行する旨の通知が出ております。
しかしながら、具体的な実務レベルでの必要書類や入国時の検疫検査内容は各空港でも未だ確定した内容が少なく、ブログをご覧頂いている方(特にこれから中国にペットを連れて渡航を予定されている方)へのご案内はもう少し先になりそうです。
実現するといいですね。係留なし。これまでは日本などの狂犬病非発生国から連れて来るペットは7日間係留(+23日間の自宅係留)。それ以外の国から連れて来る場合は30日間の係留。と、見知らぬ土地に来たワンちゃんネコちゃんはもちろん、飼い主のみなさまもとっても不安な日を過ごさなくてはなりませんでした。
日本から連れて来る場合は日本の軟水から中国の硬水に変わり、ワンちゃんネコちゃんも体調が悪くなる事も予想されます。トランジットアジアでは係留期間中のフードの差し入れや健康状態確認などを行っていますが、それでも係留期間中は飼い主様と同じ気持ちで不安がつきません。
新たな入国条件規定は、とても朗報な一面、現在情報収集に苦慮しています。そして本当に係留がなくなるのか現時点では半信半疑なところです。
全てが確定した状況とは言えませんが、現時点で発令されている内容を少しご案内します。
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入国条件
:ペットとして連れて来ることが出来るのは「犬」「猫」に限る
:1回の入国につき1人1匹のみ
:出国する国の政府機関が発行する「有効な検疫証明書」「狂犬病ワクチン接種証明書」を入国時に提出すること
:マイクロチップを装着していること
係留措置が不要な場合の条件
:指定国家(狂犬病非発生国)から連れて来る場合、有効な検疫書類、情報登記票を提示し、マイクロチップの読み取りと入国時の検疫検査に合格すること
:指定した空港に到着すること
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以上、抜粋と簡易訳
(指定国以外(狂犬病発生国)から連れて来る場合や盲導犬等についての規定もあります)
内容を見る限り、事前に検疫準備を済ませておけば係留なしで入国できそうですが、中国の法令は大まかな内容のみが発令され、その後に市、区、関係機関で具体的な内容を決めていくので、現時点で空港の検疫所等へ確認をしても確定した内容は誰にもわからないのが一般的です。直前の4月末または5月になってから具体的な実務レベルでの必要事項が確定することになると思われます。
4月頃に中国へペットを連れて渡航を予定されている方。可能であれば是非5月以降の渡航を検討して下さい。確定ではありませんが係留が不要な可能性が大いにあります。
新たな情報を入手しましたら、トランジットアジアのブログでお伝えいたします。
個別にお問い合わせをされたい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
(上海市の係留施設前。中は植物園のようでした。)
**2019年10月1日 追記**
トランジットアジアのペットの入国検疫サービスでは、2019年5月以降全てのペットの入国を係留なしで対応しています。