Q : 帰国海外引越しでドローンは持ち帰れますか?

#引越し準備

最近では、中国赴任中にドローンの操縦や撮影を趣味ではじめる方もいらっしゃいます。使い慣れたMyドローン。せっかくなら帰国時にドローンも引越しで送って日本でも使いたい!というご相談が増えてきたので、海外引越しでの持ち帰り方をご紹介します。

【ドローンは税関に特別な申請なく海外引越しで持ち帰れます!】

注意点は船便での取り扱いとなること。
ドローンの動作に欠かせないバッテリーはリチウムイオン電池のため、火災の要因になる可能性があり、海外引越しでは危険物に該当するためです。
ただし、船便でもバッテリーが100Wh以下であることが条件。

まずは、ワット時定格量のチェックをしましょう。
例えば、バッテリー容量が3500mAhで、定格電圧が11.55Vだと、ワット時定格量は40.43Wh。これだと安心して船便で持ち帰れますね!
計算方法はこちら。【ワット時定格量(Wh) = バッテリー容量(mAh) / 1000 x 定格電圧(V)】

【帰国引越しで取り扱い可能かよくお問い合わせいただく電化製品の例】

・100Wh以下のもの;携帯電話、携帯充電器、ルンバ、ダイソン(ドライヤー、掃除機)、ノートパソコン、iPAD、キックボード
・100Whを超えるもの;移動式充電器、電動アシスト自転車
(製品によっては例外もあるのでご自身の家電製品でご確認ください)

航空便の海外引越しでは、バッテリーの取り扱い自体を禁止しているので、船便で送る荷物に入れ忘れないよう気を付けましょう。
また、帰国時にご自分で持ち帰る場合は、機内持ち込みのみとなります。この際、持ち込める数量制限や、航空会社独自の取り扱い規定を設けていることも。
※詳しくは利用する航空会社に必ずご確認ください。

【ワンポイントアドバイス】

日本ではドローンの機体登録がないと、屋外で飛行できないので要注意!
2022年6月20日からバッテリー重量含む100g以上のドローンは航空法規制の対象となったので、機体登録が必要になりました。

国土交通省のドローン情報基盤システム(DIPS)に登録→機体に登録記号の表示→リモートID機器の搭載の3ステップをクリアすると、晴れて屋外飛行OKに!
ここでの注意は、3ステップが完了するまでは屋外飛行できないこと。登録から登録完了までには1か月ほどの時間がかかることもあり、また完了前に屋外飛行すると罰金などに処される対象となるので、帰国前から準備しておくのがおススメ。

※日本国籍でなくても日本でドローンを屋外飛行させるには、この一連の登録が必要です。詳しくは国土交通省のHPでご確認とお手続きください。

【まとめ – 帰国海外引越しでドローンを送るには】

帰国海外引越しでドローンを送るには…
・船便で持ち帰れる
・引越し前にバッテリーが100Wh以下であるかを確認する
・100g以上のドローンは帰国前にDIPSに機体登録を完了させる
これで安心してドローンも引越しできますね!

(参考URL)

船舶による危険物の運送基準などを定める告示 別表第一票

ドローンを飛行機で持ち運ぶには?機内持ち込みの注意点など

国土交通省 無人航空機登録ポータルサイト

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