トランジットアジアの松雪です。
いつもありがとうございます。
昨年、いや、もっと前だったか、事業内容が増えたことで営業部から会社案内パンフのリニューアルをせっつかれていたのですが、会社とは良い意味で怖いもので、今より明日、今月より来月と社内の新企画が始まるたびに、「よしっ。この企画も事業化して、会社案内に載せよう」とか考えていると、掲載内容の制作が全く追いつかなく、時間だけが経過していました。
WEB媒体と異なり、会社案内はリアルにスタッフからお客様へ手渡される「会社の顔」。わかりやすさ、存在感、など大切な事がたくさんあるのですが、今回の会社案内パンフリニューアルでは、トランジットアジアの「空気感」というか「情緒的な雰囲気」を伝える事ができる印刷物を目指しました。
ここ1年ほどブランディングに力を入れてきたかいあって、お客様から「トランジットアジアってなんかいいよねー」と、お声をかけて頂く機会があり、その「なんかいいよねー」をしっかり表現したくてリニューアルしました。
TRANSIT ASIA STYLE BOOK – Corporate Profile & Services – 2018
アンケートにお答え頂いたり、イベントにご参加頂いたお客様。寄稿して頂いたパートナー企業様。フォトグラファー様、印刷DTPをご助言頂いた多くのクリエイターの皆様などなど。会社案内の制作には、たくさんの方にご協力頂きました事、この場で御礼申し上げます。
さて、そんな会社案内の制作過程の一部ですが、公開したいと思います。
– トランジットアジアの会社案内が完成するまでダイジェスト –
(社内でのボードを利用したブレストの様子)
初期の段階ではコンセプト・想い・世界観などを、言葉で発し文字にしてくブレインストーミング。この作業は社内でも結構慣れているので、どんどん言葉にしてはポストイットなどで、貼り付けていきます。
ある程度、出尽くしたところでグルーピング。
似ている言葉、概念、サービスなどをまとめていくと、会社案内の掲載内容やページイメージが湧いてきます。
次はラフ案として、実際のページにように用紙にグルーピングされた内容を埋めていきます。
(手書きのラフ案。無印の4コマノートが重宝しました。)
そうすると、足りないもの、例えばイメージ素材や、記事原稿、内容を裏付けるデータなども見えてきます。
「現場の写真が必要だね!具体的に大きな家具を4人で運んでいる感じかな。それと撮影スタジオも探さないと」「お客様からアンケートをとって記事内容の検証をしよう!」「フォントも結構大事じゃない?」など、ゴールまでが見える化してきました。
そしていざ撮影。
(フォトグラファー上村さんを呼んでのオフイス内撮影)
(結局、ボツになってしまった梱包チェアー。撮影は南京西路の張園)
(こちらも、ボツになってしまった梱包チェアー。撮影は虹橋公園)
ちょっと行き詰った時は遊んでみる。「本人は真面目に取り組んでます(笑)」
(ビデオシューター森川さんを呼んでの現場撮影。)
画像の編集 → DTPソフトでレイアウト設計をして印刷会社へ入稿。
PSDでレタッチを施し、AIに載せレイアウティング。ひたすらPCに臨む日が続きます。
同時に、紙質、厚さなどサンプルから選択。36ページフルカラー、110gマット紙に決定。
(マックフル活用で制作。結構地味な作業です。)
あとは納品を待つばかり。オンデマンド印刷なら最短2日で納品されるのも助かります。今回は紙質や印刷仕上がりなど、質感を重視したので、仕上がりが楽しみ。
(納品されたばかりの会社案内を手に取る)
ようやく完成した会社案内は、社内スタッフはもちろん、ご協力頂いた皆様の結集。トランジットアジアに接する多くの方にお届けしたいと思います。