福岡県中小企業振興中心上海代表処(福岡県政府上海事務所)- インタビューに伺いました。

#わたしたちの日常

トランジットアジアの松雪です。
いつもありがとうございます。

福岡県中⼩企業振興中⼼上海代表処(福岡県政府上海事務所)をご存知ですか?
上海に事務所を置く⾏政機関は多くありますが、中⼩企業にとって現地でのビジネス展開で味⽅になってくれるところ、と⾔われると意外と敷居の⾼い⾏政機関が多いように感じます。

そんな上海で、今回は福岡県の上海事務所として、県内中⼩企業の展開⽀援等をされている福岡県上海事務所(以下上海事務所)の⼭下所⻑にお話を伺う機会を頂きました。


(お話を伺った⼭下所⻑)

上海事務所の主要ミッションは
1、中⼩企業の海外展開⽀援
2、福岡県の観光PR
3、江蘇省との姉妹都市交流
4、中国からの投資誘致
を4つの柱とされていて、特に活発化している1、2について情報を頂きました。

中⼩企業1社では、間⼝の広がりにくい中国で、上海事務所独⾃の様々なネットワークを駆使し、⼈的交流、現地で開催される展⽰会への合同出店などを通じてそれぞれの企業のブランド周知や取引促進に⼒を⼊れているそうです。特に近年では、食品・健康関連産業やサービス業の進出・展開⽀援が多いとのこと。

例えば、福岡県内企業で介護施設の建築設計や介護施設⽤品などのハード⾯から、介護をサービスと捉えたソフト⾯の⽀援まで⼀気通貫で対応できるプラットフォームの仕組み化を提案し、企業活動を活発化させている。
「福岡ワンストップ介護ソリューション」と称したこのプラットフォームは⾮常に⼈気が⾼く評価を得ている。

ワンストップサービスを中国で展開するとき、現地のローカルカンパニーに⽐べ、⽇系企業は⽬指す⽅向が数社ともに⼀致している事が多く、上海事務所のようにしっかり取りまとめをして頂ける組織があれば、企業同⼠の⾜並みもスピーディーに揃い多⽅⾯に⼒を発揮する。まさに進出⽇系企業の強みになるのではないでしょうか。中⼩企業にとっては中国で展開する上で⼒強い味⽅である存在だ。

⼀⽅で福岡県の観光PR に関しては、年々増加する中国⼈の⽇本への旅⾏において九州はリピーターが多いようです。PR 活動で利⽤するWeibo やWechatでの配信内容もここ数年で⼤きく変わってきたという。「爆買い」という⾔葉はもう過去の⾔葉のようです。

確かに中国⼈の⽇本への期待としてショッピングはMUST-DO であることは間違いないが、より観光客が各々の趣向を満喫できる様々なツアーに⼈気が出ているそうです。

例えば、日本全体で見るとスキーやスノーボードなどに特化した旅⾏、⽇本の普通の⽣活や⾃然を満喫出来る⺠家宿泊型ホームステイ、酒造巡りなども⼈気だそうだ。


(福岡を代表する酒造メーカーさんの⽇本酒)

今後、オフィス移転を予定している福岡県上海事務所。ますます、スピード感のある展開を期待して⽌まない。
今後の動向にも⼤いに注⽬したいです。


(福岡県上海事務所のオフィス)

最後にお話を伺った上で、筆者なりに福岡県への観光PR を考えてみた。
⾃撮りが⼤好きな中国⼈観光客に特別感を持っていただく、福岡県内のインスタ映えスポットをフォトグラフファーと巡るツアーなどいかがだろうか。
もちろん撮影した写真は後⽇電⼦アルバムなどで、旅を終えた数⽇後に届くことと、旅⾏先、ツアー会社、フォトグラファーなど協賛・参加⽇系企業の宣伝含めた電⼦アルバムで次回のリピート旅⾏も促してみては。。。

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